京都大学競馬研究会 kyoto-univ keiba institute Entry 80

秋GⅠ開幕! スプリンターズステークス

2回フジモトです。3週間ぶりでしょうか。

ついに待ちに待った秋GⅠの開幕です。久しぶりのGⅠだし、がっつり買ってがっつり勝とうと思っていたのですが、いかんせん金欠で、必死に繕った予算も3000円しかありません(笑)

土曜競馬も低金額でメインなど買ってみたのですがてんでダメ。シリウスSでは、本命にしたジェベルムーサはパドックを見る限り馬体重以上に馬体が寂しかったような気がしますし、レースもほとんどいいところがなかったことを考えると、遠征競馬はあまりよくないのかもしれませんね。東京も1600mにしろ2100mにしろあまり適条件とは言えなさそうなので、冬の中山までお預けといったところでしょうか。

勝ったクリノスターオーは今回展開に恵まれたとはいえ、エルムSで復活したローマンレジェンドに肉薄しただけはありました。充実一途で次走も期待できそうです。



さて、本題に入りましょう。

前回のブログでセントウルSの好走馬はスプリンターズSでは通用しないといった具合のことをちらっと書きましたが、今年は中山競馬場がスタンドの改修ということで12年ぶりの新潟競馬場での開催でした。すっかり忘れてました(笑)

で、新潟1200のスプリンターズSにおける、セントウルの重視度合いなんですが、結論から言うと、「そこまで重視する必要もない」です。

本来セントウルSは前半の3Fと後半の3Fの差があまり変わらない(これは阪神1200m全体に対して言えること)んですが、今年のセントウルSのラップはどうでしょう。

32.9-34.5

アンバルなんちゃらとかいう馬のせいでとんでもないスタミナ勝負になってしまいました(笑)

このラップなら普段の中山開催でのスプリンターズSではものすごく有効なラップになるんですが、新潟開催の今回はひと味違います。まずは2002年に同じく新潟でスプリンターズSが開催されているので、そのラップを見てみましょう。

33.7-34.0

むしろこっちの方がセントウルSのラップなんじゃないかって思えてきます(セントウルSの過去5年のラップは3週間前のブログで示してあります)。

どちらかというとテンのスピード勝負というより、いかに後半の上がりをうまくまとめられるかという、ある意味で持続力的な勝負になってくるんじゃないでしょうか。

ちなみに、先週のセプテンバーS(新潟1200m、3歳上1600万下)のラップは33.7-34.5ですので、やはり頻繁にテン3Fが32秒台になる中山のスプリンターズSよりはスタミナ勝負になりにくいきらいがあるようです。

話を少し戻して、前哨戦のセントウルSの評価について。

やはり阪神1200mであるにもかかわらずテン3Fが32.9であったことを考えると、勝ったリトルゲルダと2着のハクサンムーンは相応の評価をして構わないでしょう。おまけにハクサンムーンは苦手な休み明け、明らかなハイペースをほとんど先頭に近い2番手追走ということを考えると、文句なしと言っていいレースぶりです。リトルゲルダも内枠の利を活かしたとはいえ、2着馬を直線半ばで捉えて1 1/4馬身差の完勝で、もし出てきていたら重い印を打っていたことは間違いありません。

ちなみに、先行して差のない6着を確保したメイショウイザヨイも、自分の得意なラップ形態ではありますが強い競馬をしているので、次走以降も注目してみてください。

他の前哨戦は大体セントウルSの時に書いたので省略しますが、キーンランドカップの1,2,3着馬がそろい踏みということなので、その回顧だけしておきます。

有り体に言えばこのレース、そんなにレベル高くありません。ラップは34.1-34.9、全体時計は1.09.0と、キーンランドカップが重賞になってから最も遅い時計です(函館開催除く)。そもそも掲示板5頭のうち3頭がスプリント以外からの参戦組ということ自体がいただけない。唯一評価していいのが、休み明けでなおかつ番手から競馬をしたマジンプロスパーでしょうか。とはいっても、勝ち馬のローブティサージュは割とスプリントが性に合ってるみたいなので買いますけどね(笑)


以上をふまえて、本命=◎はハクサンムーンにしたいと思います。

平坦内回りの今回の新潟1200mにおいて、逃げ脚質は圧倒的に有利。もちろん展開面に利があるのも確かなんですが、今週の馬場を見る限りでも、先行することは非常に有利に働く可能性があります。つまり、直線に向いたときに、先行馬だと自分が思ったところのコース取りをしやすいんですね。その分後方にいる馬は直線どんどん外に追いやられる羽目になります。まあ外の方が芝はいいんで一概に先行だけがいいとは言いませんが、新潟の内回りコースは358.7mと阪神内回りとほとんど同じ距離という事実が存在するのでお忘れなく。

展開面では、今回は同型の逃げ馬がコパノリチャードくらいで、そのコパノリチャードが6ヶ月の休み明けで前走の高松宮記念では番手で勝利したことからも、競りかけられる可能性はほぼゼロと言っていいでしょう。ハクサンムーンの単騎逃げが成功すればどれだけ強いかということはすでに皆さんご存じのはず。

さらに状態面でも文句なしです。調教では栗東坂路のウッドチップがものすごい勢いで跳ね上がってましたし、叩き2戦目ということで体調も上昇傾向。ここで初GⅠを獲ってもらいましょう。

対抗=○はローブティサージュ……なんですが、はっきし言って、○以下の印は今回ほとんど同列です。つまり、ハクサンムーン以外誰が来てもおかしくないということ。その中でこの馬を上位に持ってきたのはやはり高いスプリント適性です。

ただ内枠で差し馬となると秋山ジョッキーがこれを捌ききれるのか疑問符がつきます。それほどテンも速くならないでしょうし、ある程度前目につけれるようなら激走してもおかしくありません。

▲=単穴はストレイトガール。もちろん実力上位で、前走は完全に詰まって何もできなかったため度外視。ハクサンムーンとともに軸にしやすい馬のはずなんですが、近走後傾ラップのレースが多いのが何となく気になります。高松宮記念は完全に馬場適性だけの問題だったし、過去には前傾ラップのレースも快勝しているので、それほど不安視するようなところでもないのですが、レベルの高いスタミナ勝負を経験していないと考えると若干怖くなりこの印にしました。ただの考え過ぎかもしれません(笑)

そのほか、連下=△はトーホウアマポーラ、ベルカント、ガルボにしました。

トーホウアマポーラの前走の敗因はやはりスタミナ勝負に偏りがちだったラップ形態が原因。少し追走に苦労していた面が見受けられますし、それでも最後はジリジリと脚を伸ばしていました。今回はテンもそれほど速くならないはずなので、中団から好位を楽に追走できるはずで、前走よりパフォーマンスを上げてくる可能性は高いです。

ベルカントは前目で競馬できる展開面の恩恵、ガルボは前走がトップハンデながら強い勝ち方をしたことから選びました。

☆=注目はマジンプロスパーです。前走では差し馬が台頭する中唯一先行して複勝圏内に入っていますし、叩き2走目で上積みも十分。外枠での好走が多いこの馬にとって赤枠が懸念材料ですが、揉まれなければいいだけの話。ちなみに鞍上の小牧ジョッキーもちょっと不安(過去5年で新潟芝の騎乗回数は15鞍だけ)。地力はあるのでハクサンムーンと一緒になだれ込みに期待したいところです。

他に気になるところとして、マヤノリュウジンとセイコーライコウを挙げておきます。

馬券は馬連軸流しで◎―○▲△☆で、資金配分する予定です。もし資金に余裕があれば3連単軸一頭流しで◎―○▲△☆―○▲△☆くらいやっても良かったのですが……。


最後に競馬研の印を見ておきましょう。 

スプリンター

本命が結構ばらばらですね……。こういうときは大抵人気決着になるんですが(笑)、はたしてどうなるのでしょうか。

ちなみに、GⅠ恒例のタロット予想は
◎ローブティサージュ
○トーホウアマポーラ
▲レッドオーヴァル
切セイコーライコウ
になりました。
天皇賞春では現地で行ったタロット予想で自信のキズナ切りが見事に的中したんですが、人気馬に触れなくて大丈夫なんですかね……。


そして、このスプリンターズSには京大競馬研OBで、冠名「ハナズ」でおなじみのM.タバートさんが所有するハナズゴールが出走します!

今回僕は印が回りませんでしたが、差しがはまる展開になれば能力は一級品なので一発あってもおかしくありません。

さらに僕が調べてて気づいたことなんですが、鞍上のペロヴィッチ騎手、なんと日曜のレース全部タバートさんの馬にしか乗っていません!しかも全部芝のレース。これはタバートさんの本気度がうかがえます。頑張れハナズゴール!


最後になりましたが、本日の注目はスプリンターズSだけではありません。

そう、凱旋門賞です!

今回日本馬はジャスタウェイ、ゴールドシップ、ハープスターと、日本の誇るスターホースが三頭も出走します。

みなさん応援するのはもちろんだと思いますので(競馬研にはブックメーカーで海外馬をしこたま買ってる人もいるようですが……)、ここでは日本馬三頭に対する簡単な意見について述べたいと思います。


まずは世界ランキング第1位のジャスタウェイから。

まあ、臨戦過程は予定通りなので仕方ないとして、みんな気になるのは距離でしょうね……。
ところで、ジャスタウェイの父は今年大フィーバーのハーツクライですが、ここでハーツクライ代表産駒の母父を見ていきましょう。
ウインバリアシオン(母父:Storm Bird)
ワンアンドオンリー(母父:タイキシャトル)
ヌーヴォレコルト(母父:スピニングワールド)
これを見る限りハーツクライ産駒である限りよほどでないと長距離は絶対無理! ってことはなさそうですね。馬体を見ても馬体重の割にはスラッとしていて、2400mくらいならこなせそうな気がします。

あとは時計のかかる馬場に対応できるかどうかですか。頼むから水まかないで(笑)


次にゴールドシップ。

2枠に入りましたが、どうなんでしょうかこの枠。今年は20頭も出走するので、中団にポジショニングしようとすれば揉まれること間違いなしなんですが、典さんまさか海外でもポツンするんでしょうか……。

距離は前走の札幌記念からの距離延長で確実にプラスですし、馬場なんてゴールドシップにもってこい。直線に坂がないらしいのでそこだけ不安ですが、個人的にはもっと早く行っても良かったと思ってるくらいで、最先着する確率が高いのはこの馬かなーなんて思ってます。


最後に日本では3歳牝馬初参戦のハープスター。

この馬、ジャスタウェイとは逆に、馬場は合ってそうな馬体なんですが、果たして距離がどうなのかが疑問。また、枠も川田ジョッキーが「もう少し待たされない枠の方が良かった」と言ってるのもちょっと不安。前走では捲る競馬がはまったものの、やはり斤量を活かした乗り方をしないと上位は厳しそう。でも3歳の成長力と7戦7連対の勢いであっさり勝っちゃう可能性も持っている……かも。

海外馬はオーストラリアやシーザムーンら有力馬が軒並み回避したために若干手薄にはなりましたが、それでもタグルーダやアヴニールセルタンは長い直線でも持続力のある脚でGⅠを連勝していますし、斤量の面でも3歳牝馬は有利なのでやはりここらあたりが手強そう。あとタペストリーとか。

エクトはニエル賞を見る限り脚を使うのが一瞬のような感じが見受けられたので、多頭数をまとめて交わしきるには少し持続力が足りなそう。こちらも3歳牡馬で斤量の恩恵は大きいものの、ブノワジョッキーがこちらを選んだために注目を集めただけで実力は抜けているわけでもなさそう。

全体的に見て今回は去年のトレヴほど圧倒的なパフォーマンスをしたという馬がおらず、日本馬にも少なからずチャンスがあると思います。是非、日本馬には凱旋門賞で勝利の凱旋をしてきてほしいですね。


長々と失礼しました。それでは、日曜競馬、楽しんでいきましょう!
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2014/10/05 未分類 C0 T0  

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